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日頃、好き好き大好き!とのべつまくなしに喚いていると、情報っていうのは集まってくるものらしいのです(笑)
ハイ!ワタクシ、
Barbara Lynnさんが大好きです

そして、今回の朗報、全国にいらっしゃるであろう Barbara Lynn ファンの皆さまにもお裾分け。
初期 Jamie 時代のシングル盤コンピCDが2枚組でリリースされます。
■Barbara Lynn THE JAMIE SINGLES COLLECTION 1962-1965 (JAMIE/GUYDEN)
City Hall Records (US) から。 2008.7.22発売
まだ、選曲のリストなど詳細は出ていないが、15枚のシングルとアルバムYou'll Lose A Good Thingから。
この時代の音については、シングル盤もチョボチョボ持っているし、既にドイツのBear Family から −妙なremixテイクも含めて(笑)− CDも出ているし、内容的には、さすがに知らない曲はなさそうだけど、ブックレットと珍しい写真だけでも楽しみなのです♪
何たって、今回のは、ジャケット写真も、彼女のコンピにありがちな“使いまわし”の写真じゃないところが嬉しいじゃないの!!!!!! 若い可愛いバーバラちゃん。
久々の本国での発売ですし、きっと一味違うものであるに違いありません。
Barbara 様、今年の夏はこれでツアー予定だそうです。今年のニューオリンズ・フェスでの初日も評判よかったみたいだし…。
そろそろ、もう一度、日本にも是非、是非、是非!
と、ここでも声を大にして喚いておきましょう。
誰か偉い人の耳に届いて、願いが通じるかも♪
『素晴らしきシングル盤の世界』、などと知ったようなことを書いてしまったが、私のように、ソウルの世界をシングル盤まで丹念に追いかける根性のない者が果たして軽々しくそんなことを言ってもよいものか迷うぐらい、むしろ、はっきり言って、猫に小判、豚に真珠、といった種類の本ではある。(苦笑)でもね、こういう本は、買い逃して絶版になってしまったら二度と手に入らない性質のものなので、何が何でも買おうと思っていた。第一、色とりどりの美しいレーベルの写真とかがたくさん載ってる表紙見てるだけでもワクワクしちゃうじゃない(笑)。
そして、もちろん他所で聞いてきたシングル盤の話がチンプンカンプンな時は、辞典代わりにも使えるし!(笑)
■ 楽SOUL / RAKU SOUL 佐野勝明 著 (自主出版/楽SOUL)
2008年4月10日発売。
いわゆる“シングル盤コレクター”と呼ばれる方々の口から、再三再四、噂を聞いていた Sound Off というソウル・シングル盤を紹介するミニコミ誌。その存在だけは知っていたものの、実際には見たことがなかった。 これを書いておられたのが佐野勝明氏であり、今回の楽SOUL は、それらの記事をまとめ、さらに加筆して出来上がった、そして私のような一般人(笑)の手にも届く形で出版された本なのである。
詳しい専門的な内容については、きっとシングル盤に詳しい同類の方たちが、あちこちで書かれているはずなので、そちらをどうぞ(笑)
ということで、4月に入ってから一部の人の間で話題騒然になっていたのを気にしつつ、いつどこで手に入れようか、と思っていたところ、ちょうどこの本の出版記念を兼ねた、とあるレコード・コンサートにお誘いをいただいた。これこそ、ご縁である。ということで、先週、気合入れて行って参りました。そして、著者ご本人から無事購入させていただきました♪
『ソウルはシングル盤を聴かなきゃお話にならない』
前書きは、佐野氏のこの言葉から始まる。
そうなのだ。シングル盤って、マニアックな収集品(という意味も十分にあるけど/笑)という位置づけというより、素晴らしいのに、何かの理由で売れなかったり、アルバムを出すには至らなかった人たちの音楽を知る唯一の手だてなのだ。何枚かのシングル盤だけ出してアルバムなんか出せずに消えていったような人たち…。そして、B級ものが好きな私などは、案外、非常に相性のいい大好きな人がこういう中に混ざっていたりする。千載一遇の出会いだったりするのだ。
…って偉そうなこと書いちゃいましたね。
えーと。私は基本的にはシングル盤を集めていません。

でも、その素晴らしさ、貴重さ (値段だけじゃなく) については、よくわかっているつもり。
シングル盤を集めるっていうのは、とにかく、根気/根性がいるのだ。もちろんお金もだけど。
新譜のアルバムのように、どこへ行けば、決まった値段で必ず買える、というものではない。だからこそ、この佐野さんのように、丹念に集めたレコードの記録を惜しげもなく、また、労力も厭わずまとめて下さる方には、心の底から感謝と敬意の念を表したい。
ちなみに、ここに掲載されているのは、いわゆる deep soul、と言われる、濃い目のソウルが多いです。
私が一番好きなあたりよ
。おほほ。さて。全部なんてとても一度には読みきれません。(爆)
特に、男性シンガーについては、かなり量も多いし、いきなりは無理。
ということで、まずはレディー・ソウルの部を。
うひひ。結構私も持ってる盤や、いろいろな専門家の方々の“ご好意”で聴かせていただいたことがある曲が多くて嬉しい。もちろん聞いたことすらない名前も…。そうか。これを頼りに端から探すか…。いかん。嘘です。私まで、地獄に落ちそうです

そして、後半のCDの部。
レディーソウル物、ニューオリンズ物など、必要そうなのものは、既にちゃんと自分が押さえてあるのがわかって一安心。 …ワタシ ハ マチガッテ ナカッタ…(笑)。そして、CDについては、まだ購入可能なものが多いので、見たことないものでも、ガイドとして活用できそうだ。ウレシイ♪
ただひとつだけ、残念なのは、目次や索引がないこと(笑)。
いやいや、この量をお一人でまとめられたのですから、無理もないこととは思いますが。
てなことで、自分の便利のために、目次代わりを以下に書き出してみました。
第一部の Deep Soul 45 は、シンガーABC順シングル盤。1ページに4〜8点位ずつ。
第二部の CD Selection は、濃い系のCDばかり(笑)、1ページに2〜4点位ずつ。
んーー。すごい量だ〜!
| ■Deep Soul 45 | ページ | |
| ・MALE | 4 〜 135 | |
| ・FEMALE | 135 〜 159 | |
| ・DUO | 159 〜 168 | |
| ・GROUP | 169 〜 197 | |
| ■CD Selection | ページ | |
| ・DEEP SOUL TREASURES | 198 〜 200 | |
| ・UK KENT ORIGINAL COMPILATION | 200 〜 204 | |
| ・ATLANTIC & OTHERS COMPILATION | 204 〜 214 | |
| ・GOLDMINE & OTHERS COMPILATION | 214 〜 221 | |
| ・MEMPHIS - GOLDWAX, HI & OTHERS | 221 〜 233 | |
| ・MEMPHIS - STAX / VOLT | 233 〜 241 | |
| ・ALABAMA - MUSCLE SHOALS & OTHERS | 241 〜 255 | |
| ・GEORGIA - ATLANTA, MACON & OTHERS | 255 〜 259 | |
| ・FLORIDA SOUL | 259 〜 262 | |
| ・NASHVILLE - SOUND STAGE 7 & OTHERS | 262 〜 277 | |
| ・NEW ORLEANS | 277 〜 285 | |
| ・MALACO | 285 〜 288 | |
| ・LOUISIANA - SHREVEPORT & OTHERS | 288 〜 293 | |
| ・TEXAS & OTHERS | 293 〜 297 | |
| ・CHICAGO SOUL | 297 〜 306 | |
| ・SOUNDS OF DETROIT | 306 〜 318 | |
| ・WEST COAST - MODERN & OTHERS | 318 〜 335 | |
| ・NEW YORK & EAST COAST | 335 〜 346 | |
| ・NORTHERN SOUL | 346 〜 356 | |
さて、この本、自主出版とのことなので、手に入れたい方は、佐野さんがDJをされるレコードコンサートを探して出かけて直接売っていただくか、ソウルに強いCDショップで探すか、または以下の通販などでどうぞ!
* アマゾンはコチラ
【追記 2008.7.4】 佐野さんによる楽ソウルブログも開設されました。 →コチラ
うーーむ。
これはマズイものを見つけてしまった…(笑)
よりによって、明日は、Nina Simoneの曲ばかりを歌うtribeのライブ。
私にとって最も精神の集中を必要とする気を散らしてはいけない時間のはずなのに、これだからインターネットって怖い。
まぁ、いいか。
もうこれが頭の中をグルグル回って離れないので、さっさと書いて切り離しちゃおう。(爆)
ことの発端はアメリカの大統領候補者選び。日本でも選挙に参加しているような報道ぶりである。
関心の中心は、民主党の、初の女性大統領を目指すヒラリー・クリントン vs. 初の黒人大統領を目指すバラク・オバマ。
詳しい事情のわからない他国の政治について、ここで個人的な好き嫌いを表明するつもりはないが、気になるのはそのキャンペーン合戦で使われている音楽たち。
両陣営とも、かなり色々な応援ソングなるものが出回っているのだが、これってミュージシャン自身のキャンぺーンとしても大きい仕事なんだろうなぁ。中には、これで一発当てようという輩?と首をかしげるような相当B級(爆)なものまであるけど、当たれば大きいんだろうねえ。少なくとも全米中の人に聴いてもらえるチャンスなわけだし。
さて、その中で、あの、ブラック・アイド・ピーズの Will . i . am がやってくれました。
“ YES WE CAN song ”
オバマ氏応援のために、2/5の“スーパー・チューズデイ”にあわせて急遽1/30〜31の2日間で録音したらしい。けっこう出来立てほやほや、というわけ。今日の投票までの応援に間に合ったのかしら。
The Black Eyed Peasは、'90s以降の音楽として、Fugees(およびそのメンバーのソロ)と並んで、私がちゃんとCDまで買って (爆) 聴いている数少ないグループの1つ。どの曲もどのアルバムも全部好き、というほどのファンではないが、時々、かなり私の琴線に触れる曲があるのよね。今度のこれもそう。
お。ジョン・レジェンドもいるぞ。おやおや、ピアノを弾いてるのはハービー・ハンコックですね。あとの人は知らないが、クレジットによると、Scarlett Johansson,Kate Walsh, Kareem Abdul Jabbar, Adam Rodriquez, Kelly Hu, Adam Rodriquez, Amber Valetta, Nick Cannonの皆さんだそうです。
もともと演説が上手いと評判のオバマ氏の演説をサンプリング、さらにそれにメロディーをつけて、ぴったり口を合わせてオーバーダブ(笑?)してある。私は、“話し言葉”と“歌”との間に明瞭な境界がないような音楽スタイルが好き(gospelのpreachなどはまさにそれ)なので、こういうのは結構ツボ。あらためて、言葉のリズム、というものについて考えた。
まあ、考えようによっちゃ、こういう音楽に惹かれて政治的なプロパガンダが刷り込まれるっていうのは、怖いっちゃ怖いけど、とりあえず、私は、今、アメリカ人じゃないから安全、っていうことで(笑)。
"VOTE BARACK '08. YES WE CAN!"
さ。それでは、これから、再びtribeの準備に戻ります。
明日、私は、オバマ氏ではなく、“ キング牧師 に捧げる歌”を歌いますから。
相変わらず時代錯誤な女です。わははっ。(笑)
------------------
【追記】2008.2.11
お問い合わせがあったので(笑)、このクリップの元になったスピーチの映像もアップしておきます。
13分ちょっとのクリップだが、後半、佳境に入った10分ぐらいからのハイライト部分が主題。
3:45あたりの聴衆の“We want change”も使われています。
2008.1.9、ニューハンプシャーでの演説。
"Barack Obama: Yes We Can "
これはマズイものを見つけてしまった…(笑)
よりによって、明日は、Nina Simoneの曲ばかりを歌うtribeのライブ。
私にとって最も精神の集中を必要とする気を散らしてはいけない時間のはずなのに、これだからインターネットって怖い。
まぁ、いいか。
もうこれが頭の中をグルグル回って離れないので、さっさと書いて切り離しちゃおう。(爆)
ことの発端はアメリカの大統領候補者選び。日本でも選挙に参加しているような報道ぶりである。
関心の中心は、民主党の、初の女性大統領を目指すヒラリー・クリントン vs. 初の黒人大統領を目指すバラク・オバマ。
詳しい事情のわからない他国の政治について、ここで個人的な好き嫌いを表明するつもりはないが、気になるのはそのキャンペーン合戦で使われている音楽たち。
両陣営とも、かなり色々な応援ソングなるものが出回っているのだが、これってミュージシャン自身のキャンぺーンとしても大きい仕事なんだろうなぁ。中には、これで一発当てようという輩?と首をかしげるような相当B級(爆)なものまであるけど、当たれば大きいんだろうねえ。少なくとも全米中の人に聴いてもらえるチャンスなわけだし。
さて、その中で、あの、ブラック・アイド・ピーズの Will . i . am がやってくれました。
“ YES WE CAN song ”
オバマ氏応援のために、2/5の“スーパー・チューズデイ”にあわせて急遽1/30〜31の2日間で録音したらしい。けっこう出来立てほやほや、というわけ。今日の投票までの応援に間に合ったのかしら。
The Black Eyed Peasは、'90s以降の音楽として、Fugees(およびそのメンバーのソロ)と並んで、私がちゃんとCDまで買って (爆) 聴いている数少ないグループの1つ。どの曲もどのアルバムも全部好き、というほどのファンではないが、時々、かなり私の琴線に触れる曲があるのよね。今度のこれもそう。
お。ジョン・レジェンドもいるぞ。おやおや、ピアノを弾いてるのはハービー・ハンコックですね。あとの人は知らないが、クレジットによると、Scarlett Johansson,Kate Walsh, Kareem Abdul Jabbar, Adam Rodriquez, Kelly Hu, Adam Rodriquez, Amber Valetta, Nick Cannonの皆さんだそうです。
もともと演説が上手いと評判のオバマ氏の演説をサンプリング、さらにそれにメロディーをつけて、ぴったり口を合わせてオーバーダブ(笑?)してある。私は、“話し言葉”と“歌”との間に明瞭な境界がないような音楽スタイルが好き(gospelのpreachなどはまさにそれ)なので、こういうのは結構ツボ。あらためて、言葉のリズム、というものについて考えた。
まあ、考えようによっちゃ、こういう音楽に惹かれて政治的なプロパガンダが刷り込まれるっていうのは、怖いっちゃ怖いけど、とりあえず、私は、今、アメリカ人じゃないから安全、っていうことで(笑)。
"VOTE BARACK '08. YES WE CAN!"
さ。それでは、これから、再びtribeの準備に戻ります。
明日、私は、オバマ氏ではなく、“ キング牧師 に捧げる歌”を歌いますから。
相変わらず時代錯誤な女です。わははっ。(笑)
------------------
【追記】2008.2.11
お問い合わせがあったので(笑)、このクリップの元になったスピーチの映像もアップしておきます。
13分ちょっとのクリップだが、後半、佳境に入った10分ぐらいからのハイライト部分が主題。
3:45あたりの聴衆の“We want change”も使われています。
2008.1.9、ニューハンプシャーでの演説。
"Barack Obama: Yes We Can "
おぉぉぉぉぉっ!これは、新年早々から朗報 !!!!!!!
私の願いが天に通じました!
Go-Go Music のゴッドファーザーこと、
私の大好きな Chuck Brown 様、
2月に来日ですっ! ああ。感涙!
昨年の4月、12年ぶりにアルバム『 WE'RE ABOUT THE BUSINESS 』を発表してまだまだ現役の Chuck Brown 様。ちょうどそのすぐ後の5月、ニューオリンズのジャズ・フェスにも出演してて、それを見た友人からも、『年齢関係なし、ばっちり』の報告を受けてたので、もしかして、そのうちに日本にも?って期待してたのです。ふふふー。一般予約受付開始の本日、受付開始の時刻を待って即座にチケット購入しました〜♪
まぁ、こんなに高価なチケット、しかも会場とのミスマッチ(笑)から考えて、そんなに慌てなくても取れないわけない、とは思ったんですが、ちょうどその前日、京都でライブなもんで、翌日東京に急いで戻って確実に見に行けるようにと。
ふぅ〜。これでひと安心。
今回の公演、Chuck Brown & the Soul Searchersというクレジットになってるけど、どうやらこの新譜のプロデューサー(かなりの部分の演奏も担当)のChucky Thompsonと来るみたい。残念ながら、今のところ他のメンバー表記はなし。新譜から Chuck Baby とか当然やるだろうから、女性ボーカルも来るのかな。それとも、キーボードのあのお姉さんが歌うのか? うーー。あれこれ考えて、楽しみ楽しみ。

私が初めて Chuck Brown & the Soul Searchers を見たのは1988年。
いっぺんに大ファンになって、続く1992年の再来日の時にもすっ飛んで行った。
3時間あまり、ほとんどノンストップで踊り続けても楽勝な、あの独特のゆるーーいグルーヴのうねりに、『これは、他のファンクとは全然違うっ!』 と感動したのだった。
うーん。あれからきっかり20年。体力はもつのか?
いやいや。Chuck 様がお元気ならば、こっちも負けてはいられません。
さて、会場となる Billboad Live 東京。
こういう音楽とこういう場所の組み合わせだけに、ドンシャリの音にならないといいなあ。
生っぽい要素、是非是非残してね。そこらへん、結構キモなのでなにとぞお願い致します。
いやいや。文句言うつもりはありませんよ。来ていただけるだけで嬉しいもん。
ひゃほーーー! まずは再来日を祝して乾杯!
相当、浮かれております。(笑)
-----------------------------
■公演の案内■
Billboard Live
http://www.billboard-live.com/
★2008年2月16(土)、17(日) @Billboad Live 東京
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=6229&shop=1
★2008年2月20(水) @Billboad Live 大阪
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=6230&shop=2
-----------------------------
■Chuck Brown 公式サイト■
http://www.windmeupchuck.com/
■Chuck Brown MySpace■
http://www.myspace.com/chuckbrowndc
(YouTube映像あり)
-----------------------------
■当ブログ内Chuck Brown関連日記■
※まとめて見る場合はコチラをクリックしてください。
・Chuck Brown 最新映像 [2007.5.30]
http://leosoul.blog39.fc2.com/blog-entry-29.html
・WE'RE ABOUT THE BUSINESS / Chuck Brown (2007) [2007.5.30]
http://leosoul.blog39.fc2.com/blog-entry-25.html
・The Soul Searchersの出発点 ! [2007.1.30]
http://leosoul.blog39.fc2.com/blog-entry-22.html
私にしてはあんまりにもハイペースでライブが続いてしまっていたので、“資料”や“ネタ探し”としてではなく音楽を聴くのは、実に約3ヶ月ぶり。
その間、買ったけど聴いてないCDは30枚ほどあるけど、それは後回し。
だって、 Rozetta Johnson をまとめたCD見つけちゃったんだもーん!
今月出たばっかりらしいです。1970-1975年のclintoneレーベルでの録音コンピ。
PERSONAL WOMAN / Rozetta Johnson ( Soulscape 2007 )
初めてソウルを聴き始めた頃、“教科書”として指定されていた(笑)オムニバスLP、Soul Deep vol.1でHolding A Losing Handの歌声に惚れ込んで以来、オムニバスCDなどで名前を見つけるたびにちょこちょこ集めていた Rozetta Johnson 。 これほどまとめて聴けるなんて嬉しい。そういえば、2年前にブログ書き始めた頃、HOTLANTA SOUL Vol.1〜3に散りばめられた彼女の曲をせっせと買い集めながら、『どうせなら、こんなにチョビチョビと散らさないで彼女の曲を1枚のCDにまとめてくれ!』と吼えた覚えがあるが、願いが天、いやUKに通じたか。叫んでみるもんだ(笑)
ちなみに、このCD、見慣れたgrapevineのロゴマーなのに、Soulscape という聞いたこともないレーベル名。ありゃりゃと思って調べたら、今年の6月、Grapevineグループ傘下にvintage soul専門に扱うレーベルとして新しくできたそうです。男性モノには手を出す余裕がないので気になりつつも放っておいたBill Brandon、Tony Bordersもここから出てたのね(汗)。
ジャケット・デザインは悲しいほどチープ。ジャケ写真、やや不鮮明とはいえ、以前、Hotlanta Soulに出ていた写真と印象大分違うけれど、わりと最近のものでしょうか。 Rozetta Johnson さん、さっぱりとして気持ちのよさそうなオネエさんですね。
加えて今回のライナー、 Rozetta へのインタビューを元に具体的なエピソードが多くてめちゃくちゃ面白かった。正直な発言続出で、笑いました。以下抜粋しつつ。
Rozetta Johnson は、アラバマ生まれ。本来は「s」の入った Roszetta (そういえば、Hotlanta Soulのvol.3では、「s」入りの Roszetta Johnson のクレジットになってましたっけ)だが、誤記が多いため、 Rozetta に統一されたとのこと。
幼い頃、両親が離婚、牧師の祖父と熱心なカトリック信者の祖母の下で育てられゴスペル音楽に囲まれて育ったが、17歳の時にアラバマの“都会”バーミンガムへ出る。ある日、そこの401クラブで Mitty Collier が歌うのを見て、『私だって同じくらいうまく歌えるわ』と支配人を説き伏せて、オーディション代わりに歌わせてもらったのが唯一知っていた Over the Rainbow。正式に採用され、401クラブで、ジャズのスタンダード曲からアレサのヒット曲などを歌い、グラディス・ナイト、ジョニー・テイラー、カーラ・トーマスなどの前座も務めた。
1st シングルは、 Rozetta Johnson & the Organettes 名義の Understand My Man / Willow Weep For Me ( NRC /1961)、続いて、The Hurts / It's Nice To Know (Jessica / 1965 - 後にAtlanticからリリース - The Girls Got Soul - 写真右- に既収)
401クラブで名声を確立していった Rozetta は、1970年にShowtimeプロダクションのJess L.Lewisに認められ、傘下のClintoneのレーベルから、6枚のシングルを出すことになる。それが今回の1〜12で、Clintonでの6枚のシングル盤両面がリリース順に配置されている。
2、4、6、7、8を初めて聴きました。そして今回の未発表曲は14、15、16。(13については、Hotlanta Soul(KENT/1988)に未発表曲として既収)。ただし14.You Better Keep What You Gotについては、今年7月に2.Mine Was Realとのカップリングでshotgun shotレーベルからシングルが先行(?)リリースされているとのこと。7、8(4枚目のシングル)以外は、すべて Sam Dees がプロデュースに関わっている。
Clintoneでの1枚目となる1と2(1970)。慣れないせいなのか、まだ若いのか、全体的に歌は軽く、語りもぎこちない。アレンジャーDan Warrenの『もっと黒く歌えんのか?』のダメ出し連発で、疲労困憊するまで歌わされたとか。さすがアラバマというお土地柄(笑)。そんなエピソードを聞いちゃうとNGテイクがどんなだったのか是非聴いてみたいものだ。
1は後半の2回目転調あたりからちょっと生き生きしてくるがキーの問題だろうか。2はそれよりは勢いがいい。
2枚目シングルは3と4(1971)。バラード物+リズム物のカップリングが効を奏してビルボードで45位に。
3は、実にうまく出来ている曲で、歌詞がストレートに入ってくる。ヒットするのもなるほど。『おはよう、あなた。昨夜は眠れたの? 昨夜は何時に帰ってきたの?もう決めてほしいわ。誰を愛していくつもりなの。』。その“誰”という部分のWho-----が耳に残る。がはは。笑う曲ではないのだが、笑ってしまった。こういうストーリーは彼女に向いているのだろうな、と思う。
4はシンプルな8ビートだが、気持ちよく聴けてなかなかいい感じ。ただし、この曲、もとの録音がそうなのか、このCDでの編集がそうなのかは不明だが、フェイドアウトが速く終わり方がかなり唐突。ちなみに、Hotlanta Soul vol.3 にも収録されている曲たちを比べると今回の編集盤、ちょっとずつ演奏時間が短いです。
3枚目シングルの5と6(1971)。同じく黄金のスタイル、バラード物+リズム物のカップリング。
5は聴きなれてるせいかやはり一番安心する。3と同様、“不実な男に対して泣き寝入りしない”ストーリーは彼女に向いているのだと思う。
6は、曲はチープだけれど、こういうリズム物での Rozetta の元気の良いシャウトぶりはなかなかいい。401クラブでアレサのカバー曲をよく歌ってたという様子が思い浮かぶ。今までそういうイメージはなかったが、こういうのを聴いていると、案外60年代後半のR&B曲が似合う人だったのかもしれないとも思えてくる。
Sam Dees が関わっていない4枚目シングルの7と8(1972)。両面カバー曲で、 Rozetta 自身は大して気に入っていなかったらしい。
7は Bee Gees の曲で、かなりたくさんの人がカバーしている名曲。歌は悪くはないとは思うのだが、アレンジがオリジナルのものから大して工夫もされていないこともあり、カラオケでとりあえず歌っているような印象も。
8はアレサのカバー。 Millie Jackson の中途半端なファンク Strange Thing みたいな印象だが、私は案外こういう曲は好きなタイプ。6と同様、この曲の歌い方にもアレサの影が見られる。
5枚目となる9と10(1972)。
このCD、こうして曲をリリース順(ほぼ録音順?)に聴いてくると、9ではかなり声に余裕と貫禄が出てきたのがよくわかる。かなり自由に歌えている感じだし、語りも1とは雲泥の差の自然さ。
ところで Rozetta は10については、自分が吹き込んだことを覚えておらず、401クラブのバックコーラスの誰かが歌ったものではないかと言っているそうな。そう言われてみると声の調子とかも確かに別の人にも聞こえないでもない。よりによってそんな曲をCDのタイトルに選ぶのってどんなものなんだろうか(笑)。
最後の6枚目シングルであり、唯一A面がバラードでない11と12(1975)。
11は、 Sam Dees が George McCrae の Rock Your Baby に触発されて作ったアノ曲。後(1978)にGwen McCraeが歌ってヒットさせるが、このライナー読むまでこっちが先だったとは知らなんだ。期待に反してヒットしなかったらしいがバックがあまりにチープなせいか。歌は好きだけれど、思うに Rozetta ってあんまり男性を甘く誘うような人ではないのだろう。後半、I like it! I like it!と連呼してる部分にはちょっと苦笑。いや…そんなに力説しなくても…。
Sam Dees に加え Fredric Knight をプロデュースに迎えた12のバラードはすばらしい!今回聴いた中で一番好きかも。曲も素晴らしい。
1〜12がほぼ録音順だとすると、わずか5年という短いレンジだけど、彼女の声も歌い方もかなり変わっており、それから類推するに、13は声も太くなっているしわりと後の方の録音ではないだろうか。声自体は悪くなく、少し迷いながらではあるがわりと自由に歌えているものの、アレンジがチープすぎてデモ・テイクみたいな仕上がりでちょっと悲しくなる。何といっても Sam Dees が弾いてるらしきキーボードがあまりにヘタすぎ。とはいえ、こんな風に曲を作っていたのか、という意味では、曲の原型をみたようで興味深かったけれど。
14は Sam Dees + Frederic Knightプロデュースとなっているので、12と同時期の録音かもしれない。歌にかなり勢いがあり、カッコイイんじゃない?シャウトしまくりだが最後まで歌い切れている。
続く15は1と歌い方が似ていて少し線が細い可愛い子ぶりっこなのでごく初期の録音か。
16は、タイトルから見ても The Temptations の Papa was a Rolling Stone に触発されたようなサウンドの曲だけど、なかなか面白い。このトーンでの歌い方はこの曲のみなのでいつ頃の録音かわからないけど、このくらい力抜けた曲を他にも聴いてみたかった。でも、この曲もバックのサウンドはチープでもったいない。
1975年の6枚目が最後の録音となってしまった Rozetta 。音楽業界での経験に対する不満は強いらしく、『プロモーションがよければもっと売れたはずなのに会社は全然面倒を見てくれなかった。せめてもっとツアーができればよかったのに。シカゴかデトロイトとかに行けばよかったわ。』とコメントしているらしい。ご不満もごもっとも。確かに、こうしてまとめて聴くと、手抜きなのかミュージシャンのセンスが悪いのか、バックのアレンジにもお金がかかってない安直な感じの曲が多くて、あんまり会社に大事にされていなかったのかも、と思うと実にもったいない。
とはいえ、その後、 Rozetta は4人の子育てをしながらアラバマ大学で学んだ後、教職につきながら、週末は教会や地元のクラブで歌い、『音楽はパートタイム、でもお金が全てではないし音楽に携われることこそが幸せ』と言っている。2003年に仕事をやめてからは、日本にもゴスペルグループのメンバーとして来日したとのこと。また現在はジャズ・クラブでダイナ・ワシントン、エラ・フィッツジェラルドなどのジャズ・スタンダードを歌っているそうだが、年月を経て円熟したであろう現在の彼女の歌も是非聴いてみたいものだ。
1. A Woman's Way
2. Mine Was Real
3. Who Are You Gonna Love (Your Woman Or Your Wife)
4. I Can Feel My Love Comin' Down
5. Holding A Losing Hand
6. Chained And Bound
7. To Love Somebody
8. Can't You Just See Me
9. How Can You Lose Something You Never Had
10. Personal Woman
11. (I Like Making That) Early Morning Love
12. It's Been So Nice
13. I've Come Too Far With You (To Turn Back Now)
14. You Better Keep What You Got **
15. For That Man Of Mine *
16. Mama Was A Bad Seed *
その間、買ったけど聴いてないCDは30枚ほどあるけど、それは後回し。
だって、 Rozetta Johnson をまとめたCD見つけちゃったんだもーん!
今月出たばっかりらしいです。1970-1975年のclintoneレーベルでの録音コンピ。
PERSONAL WOMAN / Rozetta Johnson ( Soulscape 2007 )
初めてソウルを聴き始めた頃、“教科書”として指定されていた(笑)オムニバスLP、Soul Deep vol.1でHolding A Losing Handの歌声に惚れ込んで以来、オムニバスCDなどで名前を見つけるたびにちょこちょこ集めていた Rozetta Johnson 。 これほどまとめて聴けるなんて嬉しい。そういえば、2年前にブログ書き始めた頃、HOTLANTA SOUL Vol.1〜3に散りばめられた彼女の曲をせっせと買い集めながら、『どうせなら、こんなにチョビチョビと散らさないで彼女の曲を1枚のCDにまとめてくれ!』と吼えた覚えがあるが、願いが天、いやUKに通じたか。叫んでみるもんだ(笑)
ちなみに、このCD、見慣れたgrapevineのロゴマーなのに、Soulscape という聞いたこともないレーベル名。ありゃりゃと思って調べたら、今年の6月、Grapevineグループ傘下にvintage soul専門に扱うレーベルとして新しくできたそうです。男性モノには手を出す余裕がないので気になりつつも放っておいたBill Brandon、Tony Bordersもここから出てたのね(汗)。
ジャケット・デザインは悲しいほどチープ。ジャケ写真、やや不鮮明とはいえ、以前、Hotlanta Soulに出ていた写真と印象大分違うけれど、わりと最近のものでしょうか。 Rozetta Johnson さん、さっぱりとして気持ちのよさそうなオネエさんですね。加えて今回のライナー、 Rozetta へのインタビューを元に具体的なエピソードが多くてめちゃくちゃ面白かった。正直な発言続出で、笑いました。以下抜粋しつつ。
Rozetta Johnson は、アラバマ生まれ。本来は「s」の入った Roszetta (そういえば、Hotlanta Soulのvol.3では、「s」入りの Roszetta Johnson のクレジットになってましたっけ)だが、誤記が多いため、 Rozetta に統一されたとのこと。
幼い頃、両親が離婚、牧師の祖父と熱心なカトリック信者の祖母の下で育てられゴスペル音楽に囲まれて育ったが、17歳の時にアラバマの“都会”バーミンガムへ出る。ある日、そこの401クラブで Mitty Collier が歌うのを見て、『私だって同じくらいうまく歌えるわ』と支配人を説き伏せて、オーディション代わりに歌わせてもらったのが唯一知っていた Over the Rainbow。正式に採用され、401クラブで、ジャズのスタンダード曲からアレサのヒット曲などを歌い、グラディス・ナイト、ジョニー・テイラー、カーラ・トーマスなどの前座も務めた。
1st シングルは、 Rozetta Johnson & the Organettes 名義の Understand My Man / Willow Weep For Me ( NRC /1961)、続いて、The Hurts / It's Nice To Know (Jessica / 1965 - 後にAtlanticからリリース - The Girls Got Soul - 写真右- に既収)
401クラブで名声を確立していった Rozetta は、1970年にShowtimeプロダクションのJess L.Lewisに認められ、傘下のClintoneのレーベルから、6枚のシングルを出すことになる。それが今回の1〜12で、Clintonでの6枚のシングル盤両面がリリース順に配置されている。
2、4、6、7、8を初めて聴きました。そして今回の未発表曲は14、15、16。(13については、Hotlanta Soul(KENT/1988)に未発表曲として既収)。ただし14.You Better Keep What You Gotについては、今年7月に2.Mine Was Realとのカップリングでshotgun shotレーベルからシングルが先行(?)リリースされているとのこと。7、8(4枚目のシングル)以外は、すべて Sam Dees がプロデュースに関わっている。
Clintoneでの1枚目となる1と2(1970)。慣れないせいなのか、まだ若いのか、全体的に歌は軽く、語りもぎこちない。アレンジャーDan Warrenの『もっと黒く歌えんのか?』のダメ出し連発で、疲労困憊するまで歌わされたとか。さすがアラバマというお土地柄(笑)。そんなエピソードを聞いちゃうとNGテイクがどんなだったのか是非聴いてみたいものだ。
1は後半の2回目転調あたりからちょっと生き生きしてくるがキーの問題だろうか。2はそれよりは勢いがいい。
2枚目シングルは3と4(1971)。バラード物+リズム物のカップリングが効を奏してビルボードで45位に。
3は、実にうまく出来ている曲で、歌詞がストレートに入ってくる。ヒットするのもなるほど。『おはよう、あなた。昨夜は眠れたの? 昨夜は何時に帰ってきたの?もう決めてほしいわ。誰を愛していくつもりなの。』。その“誰”という部分のWho-----が耳に残る。がはは。笑う曲ではないのだが、笑ってしまった。こういうストーリーは彼女に向いているのだろうな、と思う。
4はシンプルな8ビートだが、気持ちよく聴けてなかなかいい感じ。ただし、この曲、もとの録音がそうなのか、このCDでの編集がそうなのかは不明だが、フェイドアウトが速く終わり方がかなり唐突。ちなみに、Hotlanta Soul vol.3 にも収録されている曲たちを比べると今回の編集盤、ちょっとずつ演奏時間が短いです。
3枚目シングルの5と6(1971)。同じく黄金のスタイル、バラード物+リズム物のカップリング。
5は聴きなれてるせいかやはり一番安心する。3と同様、“不実な男に対して泣き寝入りしない”ストーリーは彼女に向いているのだと思う。
6は、曲はチープだけれど、こういうリズム物での Rozetta の元気の良いシャウトぶりはなかなかいい。401クラブでアレサのカバー曲をよく歌ってたという様子が思い浮かぶ。今までそういうイメージはなかったが、こういうのを聴いていると、案外60年代後半のR&B曲が似合う人だったのかもしれないとも思えてくる。
Sam Dees が関わっていない4枚目シングルの7と8(1972)。両面カバー曲で、 Rozetta 自身は大して気に入っていなかったらしい。
7は Bee Gees の曲で、かなりたくさんの人がカバーしている名曲。歌は悪くはないとは思うのだが、アレンジがオリジナルのものから大して工夫もされていないこともあり、カラオケでとりあえず歌っているような印象も。
8はアレサのカバー。 Millie Jackson の中途半端なファンク Strange Thing みたいな印象だが、私は案外こういう曲は好きなタイプ。6と同様、この曲の歌い方にもアレサの影が見られる。
5枚目となる9と10(1972)。
このCD、こうして曲をリリース順(ほぼ録音順?)に聴いてくると、9ではかなり声に余裕と貫禄が出てきたのがよくわかる。かなり自由に歌えている感じだし、語りも1とは雲泥の差の自然さ。
ところで Rozetta は10については、自分が吹き込んだことを覚えておらず、401クラブのバックコーラスの誰かが歌ったものではないかと言っているそうな。そう言われてみると声の調子とかも確かに別の人にも聞こえないでもない。よりによってそんな曲をCDのタイトルに選ぶのってどんなものなんだろうか(笑)。
最後の6枚目シングルであり、唯一A面がバラードでない11と12(1975)。
11は、 Sam Dees が George McCrae の Rock Your Baby に触発されて作ったアノ曲。後(1978)にGwen McCraeが歌ってヒットさせるが、このライナー読むまでこっちが先だったとは知らなんだ。期待に反してヒットしなかったらしいがバックがあまりにチープなせいか。歌は好きだけれど、思うに Rozetta ってあんまり男性を甘く誘うような人ではないのだろう。後半、I like it! I like it!と連呼してる部分にはちょっと苦笑。いや…そんなに力説しなくても…。
Sam Dees に加え Fredric Knight をプロデュースに迎えた12のバラードはすばらしい!今回聴いた中で一番好きかも。曲も素晴らしい。
1〜12がほぼ録音順だとすると、わずか5年という短いレンジだけど、彼女の声も歌い方もかなり変わっており、それから類推するに、13は声も太くなっているしわりと後の方の録音ではないだろうか。声自体は悪くなく、少し迷いながらではあるがわりと自由に歌えているものの、アレンジがチープすぎてデモ・テイクみたいな仕上がりでちょっと悲しくなる。何といっても Sam Dees が弾いてるらしきキーボードがあまりにヘタすぎ。とはいえ、こんな風に曲を作っていたのか、という意味では、曲の原型をみたようで興味深かったけれど。
14は Sam Dees + Frederic Knightプロデュースとなっているので、12と同時期の録音かもしれない。歌にかなり勢いがあり、カッコイイんじゃない?シャウトしまくりだが最後まで歌い切れている。
続く15は1と歌い方が似ていて少し線が細い可愛い子ぶりっこなのでごく初期の録音か。
16は、タイトルから見ても The Temptations の Papa was a Rolling Stone に触発されたようなサウンドの曲だけど、なかなか面白い。このトーンでの歌い方はこの曲のみなのでいつ頃の録音かわからないけど、このくらい力抜けた曲を他にも聴いてみたかった。でも、この曲もバックのサウンドはチープでもったいない。
1975年の6枚目が最後の録音となってしまった Rozetta 。音楽業界での経験に対する不満は強いらしく、『プロモーションがよければもっと売れたはずなのに会社は全然面倒を見てくれなかった。せめてもっとツアーができればよかったのに。シカゴかデトロイトとかに行けばよかったわ。』とコメントしているらしい。ご不満もごもっとも。確かに、こうしてまとめて聴くと、手抜きなのかミュージシャンのセンスが悪いのか、バックのアレンジにもお金がかかってない安直な感じの曲が多くて、あんまり会社に大事にされていなかったのかも、と思うと実にもったいない。
とはいえ、その後、 Rozetta は4人の子育てをしながらアラバマ大学で学んだ後、教職につきながら、週末は教会や地元のクラブで歌い、『音楽はパートタイム、でもお金が全てではないし音楽に携われることこそが幸せ』と言っている。2003年に仕事をやめてからは、日本にもゴスペルグループのメンバーとして来日したとのこと。また現在はジャズ・クラブでダイナ・ワシントン、エラ・フィッツジェラルドなどのジャズ・スタンダードを歌っているそうだが、年月を経て円熟したであろう現在の彼女の歌も是非聴いてみたいものだ。
1. A Woman's Way
2. Mine Was Real
3. Who Are You Gonna Love (Your Woman Or Your Wife)
4. I Can Feel My Love Comin' Down
5. Holding A Losing Hand
6. Chained And Bound
7. To Love Somebody
8. Can't You Just See Me
9. How Can You Lose Something You Never Had
10. Personal Woman
11. (I Like Making That) Early Morning Love
12. It's Been So Nice
13. I've Come Too Far With You (To Turn Back Now)
14. You Better Keep What You Got **
15. For That Man Of Mine *
16. Mama Was A Bad Seed *

