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ディープ・ソウル・シンガーLEOの音楽日記
祝! Chuck Brown 来日!
chuck09.jpgおぉぉぉぉぉっ!
これは、新年早々から朗報 !!!!!!!
私の願いが天に通じました!

Go-Go Music のゴッドファーザーこと、
私の大好きな Chuck Brown 様、

2月に来日ですっ! ああ。感涙!



c_brown2007.jpg昨年の4月、12年ぶりにアルバム『 WE'RE ABOUT THE BUSINESS 』を発表してまだまだ現役の Chuck Brown 様。ちょうどそのすぐ後の5月、ニューオリンズのジャズ・フェスにも出演してて、それを見た友人からも、『年齢関係なし、ばっちり』の報告を受けてたので、もしかして、そのうちに日本にも?って期待してたのです。
ふふふー。一般予約受付開始の本日、受付開始の時刻を待って即座にチケット購入しました〜♪

まぁ、こんなに高価なチケット、しかも会場とのミスマッチ(笑)から考えて、そんなに慌てなくても取れないわけない、とは思ったんですが、ちょうどその前日、京都でライブなもんで、翌日東京に急いで戻って確実に見に行けるようにと。
ふぅ〜。これでひと安心。

今回の公演、Chuck Brown & the Soul Searchersというクレジットになってるけど、どうやらこの新譜のプロデューサー(かなりの部分の演奏も担当)のChucky Thompsonと来るみたい。残念ながら、今のところ他のメンバー表記はなし。新譜から Chuck Baby とか当然やるだろうから、女性ボーカルも来るのかな。それとも、キーボードのあのお姉さんが歌うのか? うーー。あれこれ考えて、楽しみ楽しみ。


chuck16.jpg

私が初めて Chuck Brown & the Soul Searchers を見たのは1988年。
いっぺんに大ファンになって、続く1992年の再来日の時にもすっ飛んで行った。
3時間あまり、ほとんどノンストップで踊り続けても楽勝な、あの独特のゆるーーいグルーヴのうねりに、『これは、他のファンクとは全然違うっ!』 と感動したのだった。
うーん。あれからきっかり20年。体力はもつのか?
いやいや。Chuck 様がお元気ならば、こっちも負けてはいられません。
さて、会場となる Billboad Live 東京。
こういう音楽とこういう場所の組み合わせだけに、ドンシャリの音にならないといいなあ。
生っぽい要素、是非是非残してね。そこらへん、結構キモなのでなにとぞお願い致します。
いやいや。文句言うつもりはありませんよ。来ていただけるだけで嬉しいもん。
ひゃほーーー! まずは再来日を祝して乾杯! 
相当、浮かれております。(笑)


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■公演の案内■
Billboard Live
http://www.billboard-live.com/

★2008年2月16(土)、17(日) @Billboad Live 東京
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=6229&shop=1

★2008年2月20(水) @Billboad Live 大阪
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=6230&shop=2

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■Chuck Brown 公式サイト■
http://www.windmeupchuck.com/

■Chuck Brown MySpace■
http://www.myspace.com/chuckbrowndc
(YouTube映像あり)

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■当ブログ内Chuck Brown関連日記■
※まとめて見る場合はコチラをクリックしてください。

・Chuck Brown 最新映像 [2007.5.30]
http://leosoul.blog39.fc2.com/blog-entry-29.html

・WE'RE ABOUT THE BUSINESS / Chuck Brown (2007) [2007.5.30]
http://leosoul.blog39.fc2.com/blog-entry-25.html

・The Soul Searchersの出発点 ! [2007.1.30]
http://leosoul.blog39.fc2.com/blog-entry-22.html
Sam Moore @Blue Note東京
sam2.jpgやっぱり行ってよかった。これで71歳か。すごいぞ、Sam。
高いチャージ払って見に行った甲斐がありました。
会場は立ち見も出る満員で、おお盛り上がりの120分。
たっぷり堪能しました。

 バックは、4リズムにパーカッション、ホーン4管に女性コーラス2名の総勢11名。
トロンボーンとバリトン・サックスは日本人らしいが、久々の4管。嬉しいねー。やっぱりソウルはこうでなくっちゃ。しかも、バリトン・サックスだ。考えてみるとソウル・バンドでもバリサク見なくなって久しいな。Samさんの希望だろうかなんて考えたりして。バンド・サウンドはもちろん、例によって新しめ(16ビートの方が得意)だったが、Sam Mooreの歌を尊敬し大切にしている感じは十分に感じられ、その点でとても感じ良かった。

 この日の演奏曲は、ちゃんと書きとめたりはしなかったので、順序など定かではないけれど、ブルーノート東京のwebに掲載されていた初日の演奏リストを元に思い出しつつ書いてみると、多分以下。初日との違いは、冒頭インストとDon't Play That Songが加えられていたのと、飛び入りがあったため、Soul Sister, Brown Sugarがメドレーに組み込まれていたことぐらいだろうか。
ステージ中盤の * は、新録のアルバム掲載曲だ。これら新曲たちについては、さすがのSam爺さんも歌詞カンペ見ながら歌ってました(笑)
 最後のYou Are So Beautifulは、亡きビリー・プレストンに捧げられた。Samの奥さんであるマネージャーもコーラスに加わって全員で追悼。

1. Back At The Chicken Shack (inst)
2. Soul Finger (inst)
3. Peter Gunn (inst)
4. Hold On, I'm Coming (inst+Samが登場して一節)
5. Knock On Wood
6. Come On, Come Over
7. Rainy Night In Georgia
8. None Of Us Are Free *
9. I Can't Stand The Rain *
10. Blame It On The Rain *
11. Ain't No Love *
12. Tell Mama (Elaine Caswell)
13. Crazy (Calloway) 
14. Don't Play That Song (Sam & Callaway) 
15. I Can't Turn You Loose
16. When Something Is Wrong With My Baby
17. I Thank You (忌野清志郎飛び入り)
18. Medley: Soul Man〜 Dance To The Music〜Soul Sister, Brown Sugar(ゴスペラーズ飛び入り)
19. You Are So Beautiful *

 バンドによるインスト演奏3曲の後、Hold On, I'm Comingにのって登場したSam Mooreさんは、私が勝手に想像してたより小柄で、一昨年、Denise LaSalleの登場時と同じく、またしても思わず『あ。お爺さんになってる…』。しかし、歌い始めた途端、声はハリがあってしっかり安定してるし、何と言っても、ずっと聴きなれてきた“あの声”なんだもの。感動して思わずこみ上げてくるものが。

 こういっちゃなんだが、往年の大御所たちが来日すると、脚が悪そう、心臓が悪そう、糖尿病とかありそう…、とついつい健康状態を心配してしまうことが多いのだが、今回のSam Mooreさん、歳はとってもお元気そうで、それもまた嬉しかったことの1つ。
 『シャウト系ソウル・シンガーの公演、ましてや年のいったシンガーの場合は初日に見るべし。』が持論だったのだが、都合で結局、5日目の最終公演にすべり込むことになって、御大の体調なども含めちょっと心配していたのだが、第一声でその不安も一発解消。さすがに最初の1〜2曲は小さい咳をしてたりしたけど、歌には影響なし。さすがに序盤は、聴きなれた曲でも、どちらかというと、往年のハイ・トーンは少なめ、低いラインを選んで辿っていたので、喉が暖まるまでは様子を見ながらだったかな。とはいえ、最後の最後のメドレーでは、Samさんらしいラインが復活、炸裂していた。他の日はどうだったんでしょう。ツアーの最終日、というのは、いわばちょっと特別で、疲れが溜まってるか、最後だからってハジケちゃう、のどちらかになることが多いのだが、今回は最終日で正解だったように思う。比較はできないけど、この日Samさんもかなり興奮気味に見えました。時間も他の日より長かったんじゃないの ?

 個人的に、この日一番印象的だったのはNone Of Us Are Free。ほぼアカペラに近い状態でシンプルに歌い出し、すごくスピリチュアルな雰囲気、胸にズシンと来た。
 Rainy Night in Georgiaも、以前取り上げたRhythm Country and Blues でのConway Twittyとの名唱を思い出した。
 この曲のほかにも、バラードでは、オフ・マイク唱法で声のもつ力と実力を見せた。歌い終わると会場からは一斉に溜め息があがり、その後、割れんばかりの拍手と歓声。この時代のシンガーたちは、まずはナマで声の世界を作り、そこにマイクを差し入れて音を拾う、という歌い方をする。こういう歌い方をする人を久々に見られたのが私には大収穫。最近のシンガーたちは、初めからマイク/PAありきで、ライブ・ショーでのパフォーマンスで鍛えられた歌、というより、CD制作上きれいな音で録音することを主眼とした歌い方をする人がほとんどだからだ。そういう人たちは、声量があるからとオフ・マイクで歌ってみせることもあるけれど、ナマの声自体にダイナミクスがないので、ただ声が出るだけで歌としては平坦、技術の見せびらかしにしかならないことが多く、感動するどころかかえって見世物的で白けることすらある。今回、Sam Mooreを近くで見たかったのはこの辺のこともあったので、キャリア・実力ともに十分な御大の歌う姿を実際に確認できて大満足。

callaway.jpg 実はこの日のコーラスで入っていたCallawayなど、弱冠15歳というまさに若い世代で、マイク使いや声の入れ方などはまさにそんな感じ。テクニックもあり、声のハリも艶も良く、声量もあってかなり魅力的な声を持っているのだが、ソロで歌ったCrazyはちょっと物足りなさが残った。とはいえ、もう1人のコーラスElaine Caswellの力みがちの歌よりはストレートで好感が持てたし、何しろ、まだこんなに若いんだからしょうがない。
 加えて、SamとのデュエットDon't Play That Songでは、かつてのソウルの世界にあった古い声を使おうとてる感じが見えて、順応性が高いとみた。『初めて会った頃、あなたは、たったの17歳だった』っていう歌詞を15歳の彼女が71歳のSamに歌いかけるに及んでは、「seventeenじゃなくてseventyの間違いじゃないの ? 」って思わずツルっと突っ込み入れそうになっちゃうほど、自然に歌に馴染んでましたね。
 ということで、気になってちょっと調べてみたら、彼女は今年(2006年)、テキサス・オースチンでのSXSW・ミュージック・フェスティバル、ニュー・オリンズのJazz FestivalでSam Moore と共演しているらしい。さらに、Bonnie Bramlettの 新録CD "Blues, Roots and Jazz"には、あのIkettesとともにコーラス参加しているとのこと。 今回のコーラス中にも、古いソウルに対する愛着の片鱗みたいなものも垣間見えたので、現在の彼女のクレジット・ジャンルは“Pop, Progressive Rock ”となっているが、ここはひとつ、是非ソウル〜R&Bの世界へ進んで欲しいなぁ。しかし、プログレってこれも今さら(爆)。ギターも弾くらしいが。

 今回のツアーのショウアップの仕掛けとしては、 Blame It On The Rain で何人かのお客さんにもマイクを渡して歌ってもらうコーナー(2〜3人の普通のお客さん(笑)の後、半分仕込みか ? 最後にBrenda Vaughnが進み出てマイクを受け取り客席から完膚なきまでに歌い倒した)と、 I Can't Turn You Looseでのエンディングのチェイサー(一旦終わったと見せかけて、またいきなり曲をスタートさせる付け足し)。 「You want more?」と客を立たせて7〜8回はやったんではないだろうか。バンドのメンバーの表情から推察するに、いつもなら基本的には3回ぐらい、というところを、この日のSam爺さんは上機嫌で止まらない、という感じで何度も繰り返した、のでは ? よくあるチェイサーではあるが、今回のこれは長かった(笑)。Sam爺さんが嬉しそうで、見てるこっちも嬉しかった。

 そして、最終日ゆえのことなのか、忌野清志郎さん、ゴスペラーズの飛び入り。
 手術を無事終えて現在自宅療養中の清志郎さん、『26年前に共演したyoung manが来てる』と紹介されて登場するも、髪は坊主だし、ノーメイクで最初は誰だか分からないぐらいだった。けれど、促されて一声二声歌った声は、まさにあの声。『あーー。声、残ってるんだ。』とジンと来た。しかも、I Thank Youに乗せて、いつものあの調子で、『だってオレタチはサムのことが大好きなんだぜえ。』と決めたもんだから、もちろん、観客総立ちで暖かいスタンディング・オベーション。この日の清志郎さんは、もちろん体調のこともあるだろうけど、明らかにSam Mooreの一ファン、としての立場を貫き、それ以上はマイクも固辞してたけど、頬はポッと上気して終始照れくさそう、少年のような顔をしていた。音楽を好きでたまらない感じが見えてすごくすてき。頑張ってください。復活を心からお祈りしています。
 ゴスペラーズは、もちろんソウル・ファンではあるのだろうが、今回は半分、仕込みも入ってたか ? ポケットからちゃんと歌詞カード出して歌ってました。

 今回、ブルー・ノートにしては、静かすぎず騒ぎすぎない観客マナーもよかったな。“ショーが始まるやいなや、わけもわからず観客総立ち”、みたいな世界には常々ウンザリなのだが、今回は、Samさんの登場時、I Can't Turn You Loose、清志郎さんの登場時のスタンディング・オベーション以外は、みんなゆっくり座ってじっくり楽しむという感じ。それでいて、ワイワイ、キャアキャアととコール&レスポンスには答えるというリラックスした熱気もあってバランス良し。しかし、私はといえば、後方の席だったゆえ、I Can't Turn You Looseでの総立ち状態の中、突然前が見えなくなったため椅子の上に立ちあがり、ただちに店員に引きずり降ろされた。すみません。マナーが悪かったのは私でした(爆)
SAM MOORE来日 !
sam_moore.jpgあのSAM MOOREが、何とブルー・ノート東京のキャンセル公演のピンチ・ヒッター(!)として来日します。
代演として挿入されたにしては、あまりに大物の来日に
お知らせを受け取り、ビックリ〜〜〜。
「1日1ショウ」も異例なら、¥13,650も破格。
でも行きたい。
新譜も好評なようだし、デュエットの名手であるSam Mooreとなれば、どんなサブ・ボーカルが起用されるのか、またはソロなのか、も気になるところです。

しかし、現時点では、メンバーの詳細などはまだ好評されておらず、最終調整中なのかもしれません。

前売り開始までまだちょっとありますが、

『やはり、御大の年齢を考え、ここは絶対に見ておきたい。』
『えっ ? あのSam Mooreをそんなに至近距離で見られるの !? 』
『でも、平日の8pm〜じゃ選択肢が少ない』
『…カバーチャージが高い』

煩悶して苦しみ抜くファンは多いだろうと思います。(笑)

以下、会場となるブルー・ノート東京のお知らせから。

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11/13(月)〜11/17(金)
【 SAM MOORE(vo) - Premium Soul Legend Nights - 】
サム・ムーア 〜プレミアム・ソウル・レジェンド・ナイツ〜

「ホールド・オン」「ソウル・メン」など、ソウル史に残る名曲を生んだ
伝説のデュオ“サム&デイヴ”のS.ムーア。E.クラプトン、B.スプリングスティーンら
超豪華ゲスト参加で話題沸騰の新作を携え、急遽驚きのクラブ公演が決定!

  ミュージック・チャージ:¥13,650(税込)
  ※SHOWTIME:8:00P.M.
  ※本公演は、1日1ショウのみとなります。
  ご予約受付開始日:10/29(日)!!まもなく開始!!


ブルー・ノート東京のウェブ http://www.bluenote.co.jp/
ザ・ワイルド・ウーマン・コンサート
wwomen.jpg 4月12日の日記でも取上げた、マキシン・ブラウン(70歳)、ビバリー・クロスビー(68歳)、エラ・ピーチズ・ギャレット(78歳) の3人の大ベテラン女性シンガーによる『ザ・ワイルド・ウーマン・コンサート』。
 事前に告知されていた予定曲目のあまりのポピュラーさに、ちょっとためらったものの、最近ではめっきりと見られなくなったソウル系のコンサート。しかも、キャリアある人たちが、こんな年齢になった今現在、どんな歌を歌うのかという興味を押さえられず、やはりここは見ておくべきだろうと、5月26日のゆうぽうと公演に行ってきた。

結論。見に行って良かったです。じんわり満足。
ポピュラーな選曲も全く気にならず。
長いこと歌い続けてきた人たちが歌う姿を生で見る価値、確かにありました。

 ホール・コンサートというものから遠ざかって何年たつだろうか。「指定席」なんて言葉も久々に思い出した(指定席って時間までに行けばいいことわかってるから楽でいいなぁ)。最近、見に行くのは、ジャズ・クラブやライブ・ハウスなど、小さい会場ばかり。ステージと客席の近さが魅力で、大音量の音圧に巻き込まれつつ音楽を聴くのが普通になっていた。それに比べると、今回のコンサートは、客観的にちょっと外から眺める感じで、最初は、『あれ ? ホールってこんなに音圧低かったかな… ? 』と思ったが、彼女たちの歌にどんどん惹き込まれて、途中からはすっかりそんなことは忘れていた。音を身体で感じて“興奮”というのとはちょっと種類違うが、それでもゆったりと楽しむことができた。

 バッキングは、ピアノ(Toya)、ベース(ジェフ・アンダーソン)、ドラム(シッポ・クネーネ)によるトリオ。フロントの3人だけでも鉄壁なハーモニーを作れるので、歌を生かすのにはこれくらいシンプルなバックでちょうどいい。
 ちなみに、事前に恐れていた“あまりにポピュラーな選曲”というのは、私の勝手な思い込み(何年か前に見た某来日ゴスペル・クワイアの“観光ゴスペル・ショー”みたいなものに辟易した経験があるので…)で、今回は、どの曲も3人のシンガーたちに合うように良い感じでアレンジされていたと思う。日本公演向けの曲目かとは思うが、今回の音楽ディレクターであるToyaさんの力だろうか。

 面白かったのは3人の歌のルーツの違いが曲ごとに明らかにわかること。大まかに言えば、エラはジャズ、ビバリーはブルース/ゴスペル(この人は持ってる声の種類が多い)、マキシンはR&B。
 曲目には、ブルース、ジャズ、R&Bなど、色々なタイプの曲(アレンジ)が散りばめられており、各曲について3人が代わる代わるソロをとったりコーラスをしたりするのだが、どの人の場合も、その人にドンピシャリの曲でソロを取った瞬間、残る他の2名からダントツに飛びぬけて、圧倒的な鮮やかさ、というかハマリ具合を見せるのだ。エラ、すごい年季です。私もこんな婆さんになりたい。ただ、強いて言えば、マキシンの歌った昔のヒットR&B曲の場合は、さすがにこの広いホールでシンプルなバッキング編成というのはちょっとかわいそうだったかも。ビデオなんかでみる昔のR&Bショーの光景などが脳裏をかすめ、R&Bという音楽はそもそも“あざといまでのショー的”なニュアンスが必要な音楽なんだなぁ、とぼんやり考えた。

 3人のハーモニーはゆるぎなく、“聴かせどころ”が極めて上手に用意されていて、シンガー3人がまたその期待を裏切らないのだ。ところどころバックのブレイクで3人だけのアカペラになった時などは鳥肌モノ。
とにかく、3人とも声に艶とハリがある。喉が荒れてなくて、ハスキーだけれども艶があるのだ。こんなお歳とは信じられないくらいで、さすが、というしかない。

 とはいえ、今回は、長丁場のツアー日程を考えてか、またはさすがにお歳ゆえのコンディションを考慮してか、全員、力まずに歌う感じ。特に出だしは5〜6割ぐらいの力でゆるゆると。しかし、まだまだ声に余裕があるのは一目瞭然である。喉が暖まってくるに従い、気持ちの盛りあがった拍子に、『…やっぱり ! (タダモノじゃない)』と思うような声を瞬間的に出したりするのだが、そこは大ベテランたち、行きっ放しにならずに元のラインに戻して余裕しゃくしゃく。後半だんだん盛り上がって、6〜7割の強さって感じでしょうか。お互いの調子を見ながらバランスを取り合ってる感じもよくわかりました。
 最後の最後まで、こんな感じでプロのアクトに徹しそうな気もするけど、もしかしてもしかして最終日には、誰か1人ぐらい後顧の憂いなく思いきり行っちゃったりしないだろうか(行くとしたらアノ人)。だとしたら、凄いだろうなぁ。う〜、気になる。横浜公演、見に行った人、誰か報告して。

 1つだけわがままを言えば(このショーを招聘していただいただけで感謝してますが、ホント)、やっぱり、もっと小さい小屋で見たかったな。『こんな広いクラブで歌うなんてことは普段ないんだけど…』みたいなことをビバリーがMCでちらっと言っていたが、このセット、小さいクラブで、コール&レスポンスがある中で見たらもっとしっくりくるだろうなぁ。なにせ、ホールということもあり客席はクール。ちょっとしたアドリブ的な発言とか挙動もあったりしても、じ〜っと黙って見て曲が終わるごとに拍手するだけなのはあまりに辛い。前回のSoul Survivorsに次いで、ステージからの問いかけに対して思わず大きな声で返事してしまいそうな自分を抑えるのがひと苦労でした。
Soul Survivios 2006
5月11日の2nd stage @ ブルーノート東京

すっばらしかったです !
今年のSoul Survivors、久々に良い音を聴いて興奮しちゃった。

Cornell Dupree(g)
Les McCann(key,vo)
Jerry Jemmott(b)
Buddy Williams(ds)
Ronnie Cuber(sax)


まずは何と言っても、Jerry Jemmott様のベースがバチバチで、
スゴイ、スゴイ、スゴイ。
そして音がムチャクチャ低い、低い、低い。
今時、こんな音で弾ける人はいないでしょう。
これだけでも、ホントに見に行ってよかった。興奮。
ベース・アンプの真正面の席だったこともあって、生音、120%堪能しました。
ノッて来た時の踊りも妙にグルーヴィーで笑える。顔を含めた全身で音楽してる。今後ベーシスト諸氏のネタになりそう。
南部の田舎のクラブそのままのたたずまいは、メンバーの中でもひときわ、時間の影響を全く受けてない感じでした。いや、前回、Bernerd Purdieさんとのシークレット・ライブを見た時のことを考えると、むしろ昔に戻ってるのかも。

Buddy Williamsとの取りあわせも良かったのかもしれないです。
タムの音が深くて印象的。これが、繊細でスリリングなスネア・ワークが真骨頂なPurdieさんとのコンビだったら、音楽がもうちょっと“楽な(=ゴツゴツしてない)”方向に進んじゃったかも、と内心思ったな。
そして、多分、このメンバーの中では“若者”なバディの真っ直ぐな気合いが良いバランスなのでしょう。
(終演後、タイコをばらしながら同国の友人とおぼしき人たちと会話してるのを盗み聞きしてたら、『なにしろ、世界のsuper starの大御所たちとだぜ。も〜大変。』と、ご本人もやや興奮気味の様子。)

Cornell Dupree様は、久々に見たら、めっきりお年を召した様子だったけど、例のテキサス系ペケペケギターなら、その力の抜けた感じでも問題なし。
チョーキングの音の伸びは年々少なくなっているけど、ブレイクした後の静寂の仕切りが絶妙。本当にブレス(歌で言うなら息継ぎ)を感じるギターです。
他の人のソロ中は、例によって居眠りしたり(?)、腕時計を見たり、ポケットから曲順表だして確認したりとマイペース。ま、お決まりの“余裕の”演技なんでしょうが、この演奏のグルーヴ感あってこそ。

Les McCann、脚が悪いようで、支えられての入退場ですが、ひとたびピアノの前に座れば、その瞬時のリフのスピード感が素晴らしい。
まだまだ、プレーがお若いです。現役、現役。
歌は初めて聴きましたが、想像してたのとは大違いのイナタさ。
声も若くて力強く、2曲歌ったけど、どちらの曲も大満足。



Ronnie Cuberのsaxはカバーする音域も広く、ブロウもなかなか。ただ、これだけクセモノなメンバーの中では、一番、端正な音楽という印象。
キング・カーティスと比べてもしょうがないですしね。
でもアップ曲の一瞬熱の入ったソロは良かったです。


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この日の1stステージでは、ひどいPAトラブルがあったせいか、なんだかピリッとしない演奏だったらしく、入替の時に出会った1stを見た人(ベーシスト)からは、『もしかして練習不足!?みたいな演奏だった…』なんて不穏な発言が。一瞬不安を覚えたのだが、2ndステージはもう文句なし。
レス・マッキャンの曲の、かなり凝ったシカケも緊張感の中、しっかりとクリアされてました(笑)。

ということで、明日(というより今日)12日(金) は大阪ブルーノート。
もちろん、音楽とはナマモノだとは思いますが、関西方面の皆様、
もし、まだ迷っている方がおられるなら、今回は絶対に行くべき、とお勧めしておきます。