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ディープ・ソウル・シンガーLEOの音楽日記
Tina Brittにノックアウト
Tina Brittキタ―ッ ! キタ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ !
ううう。なんてイナタイ世界なの。

 私は音楽の好みがはっきりしているので、常々、『好きな曲は聴き始めたら5秒でわかる』と言ってきたが、このアルバムはまさにそんな感じ。1曲目のチープなギターからしてのけぞり、気づいたらヘラヘラ笑ってました。我ながら不気味。

 ここ2〜3ヶ月、気になるCDやLP、DVDと買うには買っていたが、色々あって、全部そのまま積んであってほとんど聴いていなかったのだ。
このCD、“ディープ・レディ・ソウルの名盤、世界初のCD化”、という宣伝に惹かれて6月頃に買ったのだが、あ〜もう、何でもっと早く聴かなかったの。私のバカ。というより、これまでこの人について誰も教えてくれなかったことを恨みたいぐらいです。

■BLUE ALL THE WAY / Tina Britt (Stateside 2006)

 このCDは、同タイトル同ジャケのオリジナル・アルバム(Minit LP-24023 : 1968)に、シングル5曲と未発表テイクを3曲加えたものらしい。STATESIDEさん、いつもお世話になっています。本当にありがとう !

 さて、このアルバム、曲のクレジットを見るとおなじみの名前が並んでいてうれしくなる。
 Otis ReddingのDictionary of Soulからの5、6、19、Don Covayの9、Aretha Franklinの20。Sookie Sookieなんていう曲は、実はこれまで何が魅力なのか今1つわからないできたが、Tina Brittが、“スキ・スキ・スキ・スキ・スキ・スキ・スゥーッ!”と歌ってるのを聴いて素直に良い曲だな、と(笑)。Doctor Feel Goodももしかしたら、このテイクの方がアレサより好きかも。また、2は古くBillie Holidayの曲だが見事なソウル・バラードに仕上がっている。
 7は John Fogertyの名曲だし、18はIsely BrothersのIt's Your Thingのアンサー・ソングとして有名なMarva Whitneyの曲だが、こちらは、これまで聴いたどのテイク(It's Your Thingのカバー含め)よりも、オリジナルのIsely Brothersの魅力的なリフがそこかしこに盛り込まれていて思わずほくそ笑んだ。
 その他、オリジナル曲も多彩。13、15、16は明らかにモータウン・サウンドを意識したもので、特に13はMartha & the VandellasのHeat Waveにそっくりで笑える。それもそのはずライターは本家Ashford & Simpson。 一方で、8はJames BrownのIt's a Man's Man's Man's Worldを思わせるし、14のぐっとBaby Washington風の曲があるかと思えば、19はInez Foxx風か。3,12のライターBilliy NicolsはMillie JacksonのAsk Me What You Wantを書いた人。
 これだけカラーの違う曲が並ぶことが、シンガーとして成功するために良いことなのかどうかはさておき、いずれも私の大好きなタイプの曲ばかりで、今になってこのアルバムを手にした私としては大喜びだ。

 Tina Brittの歌のもう1つの特徴はブルース曲の起用である。私は、ブルースは好きだが、実は、特に70年代以降の“歌えすぎちゃう”ソウル・シンガーによるブルースというのはちょっと苦手である。歌に色がつきすぎるとブルースのテイストがかえって損なわれるような気がするのだ。しかし、Tina のブルース曲は、60年代後半という時代のせいか、ブルースとR&Bの境目のおいしいところを見事に捉えていると思う。1のサウンドも全然違和感ないし、Booker Tの4、Otisの5ですらうまいことブルース寄りにおさまって正解。10、11は元々がブルース・マンたちの曲だけれど、この迷いのない歌いっぷりは気持ちがいい。Bright Lights Big Cityの景気のよいこと(笑)。ここらへんはEtta Jamesのバランス感覚と少し似ているかもしれない。

 通して聴くと、かなり色んなタイプの曲が詰め込まれていて、この人に対してプロデューサーが色んな路線を試行錯誤したことがみてとれておもしろい。プロデュースはHenry Juggy Murray。なるほど。Sueレーベルの創設者で、Ike & TinaとかInez Foxx、Baby Washinton、Soul Sistersの面倒をみた人だ。なぜTina Brittは売れなかったんでしょうか。残念。
 また、どの曲のアレンジもサウンドからしてツボなので、是非各プレイヤーを知りたいところだが、これについては残念ながらバックメンバーのクレジットはない。ご存知の方いらしたら是非教えて下さい。

 とにかく、このアルバム、60年代後期に独特のファンキィでイナタイものがお好きな方は是非!

1. Who Was That
2. God Bless The Child
3. When We Get On Cloud 9
4. Johnny I Love You
5. Hawg For You
6. My Lover's Prayers
7. Born On A Bayou
8. I Love You More Than You'll Ever Know
9. Sookie Sookie
10. Bright Lights Big City
11. Key To The Highway
12. You Ain't Nothing But In The Way
13. The Real Thing
14. Teardrops Fell (Every Step Of The Way)
15. Look
16. You're Absolutely Right
17. I Found A New Love
18. It's My Thing *
19. He Put The Hurt On Me *
20. Doctor Feel Good *

13-20: bonus tracks
18-20: previously unreleased tracks

Comment
≪この記事へのコメント≫
ついに記事書いてしまいました。
T.Bもです。
本当に今でも、ガツンガツン食らっています。
Leoさん、ありがとうございました♪
2006/09/14(木) 11:35:35 | URL | リュウ #-[ 編集]
うっしっし〜。そうでしょ ? そうでしょ ?
リュウさんが私と同じ好みで嬉しい〜 !!!!
2006/09/02(土) 18:29:46 | URL | LEO #ciZ.EuIc[ 編集]
LEOさん!
購入しました♪
頭の曲から、ガツン・ガツン喰らっています。
本当に良い物教えていただいて、ありがとうございます!
ハッキリ言ってツボに入りまくりでヤバイです・・・。(笑)

2006/09/02(土) 18:09:03 | URL | リュウ♪ #-[ 編集]
 リュウさん、どうもお久しぶりです !
 復帰…って(笑)、そんなたいそうなものではないですが、早々にコメントいただきありがとうございます。気にはなってたんですが、ちょっとバタバタしてまして、メインサイトの方の維持だけで精一杯でした。前回記事から早3ヶ月。もはや月記とすら言えません…。

 このアルバム、知る人ぞ知るレアな“大名盤”とのことで、LPにはかなり高額ついてるみたいです。再発CD化万歳ですね。

 女性のbluesモノといえばジャズ上がりの人が多いけど、それはいわゆるブルースとはまたちょっと系統が違うし、最近はdelmarkでも女性ブルースシンガー出てますが、バックのサウンドがどうしても新しいし、と思ってたんです。
 で、今回のアルバムはR&B〜soul系のシンガーの歌うブルースとして、なかなか新鮮でした。
お聴きになれば、全編、“懐かしい”気持ちがすると思います。
試聴できるサイトがなくて残念ですが、是非。
2006/08/20(日) 21:59:17 | URL | LEO #-[ 編集]
久し振りの更新、心待ちにしていました!
多分、多忙なんだろうと思いつつも、早く見たかったので。
復帰第1弾のこの方(Tina Britt)
全然知らなかったです・・・・。
記事を見ると、Bluesの部分、選曲など、気になる曲
満載の気がします。
チェックしますね♪
LEOさん、本当に待ってましたよ!

2006/08/20(日) 08:40:20 | URL | リュウ♪ #-[ 編集]
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 雨、あめ、アメ、そして雨・・・・・・。 秋、あき、アキ、そして秋・・・・・・。 なんなんだ、この天気?まだ9月前半なのに、台風も殆んど来ないし、来なきゃ来ないで、越した事ないけど、それにしてもね
2006/09/14(木) 11:33:27 | その日暮らしの音楽日記