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WE'RE ABOUT THE BUSINESS / Chuck Brown (2007)
 Chuck Brown   Chuck Brown さま、御歳いくつになられるのだろうか。公式には生年が発表されておらず、よくわからないのだけれど、2002年に出た DVD 「PUT YOUR HANDS UP! - The Tribute Concert To Chuck Brown 」 が67歳のお誕生日お祝いライブだったハズなので、もう72歳!? 73歳!?

 と、細かいことはまあ、いいとして、70歳過ぎの人がアルバムを作る。それも、昔からずっとやっているブルース・マンとかを発掘してきてその集大成を記録する、という種類のアルバムではなくご本人自らが、新しいコンセプトでアルバムを作ろうというのだ。まず、それだけで普通ではないことで、いったい、現在どんなことになっているのだろう、と興味津々だった。
 大ファンなので、買い逃しちゃいかん、ともちろん迷わず予約購入。予定日にはちゃんと届いてすぐに聴いたものの、以来ずっと時間がなくて、今回、ようやく約1ヶ月遅れでのご紹介です。

WE'RE ABOUT THE BUSINESS / Chuck Brown ( Raw Venture 2007 )

  Chuck Brown といえば、 Go-Go Funk の Godfather であり、ライブ・パフォーマンス命の人であったし、ライブ録音がメインで来た人だ。それが今回は、何と、スタジオ録音盤!!!!!!!
 ジャケット背景にもしっかりと映っているプロデューサーの Carl "Chucky" Thompson は、近年のR&B~ヒップ・ホップのプロデューサーとして有名な人で、TLC やメアリJ.ブライジなどのプロデュースも手がけている。DC 育ちということで、おそらくティーン・エイジャーの頃は Chuck Brown & Soul Searchers の音楽を浴びるように聴いて来たのだと思うし、自ら、ドラム、ギター、ピアノ、ベース(エレキ/アコースティックとも)そしてトロンボーンまで演奏するマルチ・プレイヤーでもあることから、今回は、ドラムとホーン・セクションのゲスト・プレイヤーを除いては、ほとんどの曲を Chuck Brown と二人三脚で録音している。今やプロデューサーとして実力を積んだ Chucky Thompson が、自分の往年のアイドル Chuck Brown の音楽を今の流儀でプロデュースさせてくれ、といった位置づけだろうか。 Chuck Brown が Hip Hop の Grandfather とも言われることから、御大自らそちらのフィールドにも直接踏み込んでみようということで Chucky のプロデュース力を借りたのかもしれない。

 さて、そのサウンド。これまでの Chuck Brown の特徴である、ボトムのビートが強いバンドでのサウンドを期待すると、特に、アルバム前半はちょっとスッキリしすぎ(笑)で軽めと思うかもしれないけど、確実に新しいスタイルを試してみようとしているのは確か。新しい、と言っても、打ち込み/サンプリングをあまり使わずに、特に Chuck の音楽の特徴であるホーンやコンガなどは、ちゃんと生の楽器で入れているのも嬉しい。

 スタジオのインターコムからそのまま聞こえてくるような臨場感たっぷりの Chuck の前置きの喋り(1)があった後、いきなり始まるのは…。
 ・映画・ゴッドファーザー~愛のテーマ~ 私たちが、まさにこれまでの Go-Go の熱っぽいサウンドとは違って、クールな Hip Hop 仕立ての Chuck Brown に初めて出会う瞬間で、これまでの Chuck Brown を知っている人はちょっと驚くだろう。彼がこういう時代がかったような曲を好むことは知ってはいたものの、少なくとも私は、『ありゃ。』と思いましたデス。Chuck の嗜好の一面であるジャズ・テイストのギターがメインのインストだが、音を聴けば、間違いなく力抜いて座って弾いてるね。そのモードがまず驚き。同じ部屋のすぐ隣で、さりげなく弾いくれてるような感じ。バックで繰り返されるキーボードのパターンとホーンの柔らかいサウンドに裏打ちされて哀愁をおびたマイナー調の曲が流れる感じなどは、Wyclef Jean の世界にも似てるなぁ。この感じは聴いてるうちにはまる。
 ・Block Party Chuck 以降の Go-Go シーンでの人気ラッパー DJ Kool をフィーチャー。気の知れた者同士でのご近所パーティーでわいわいやってる雰囲気の効果音なども入れてるところは Soul Finger みたいで、なかなかワクワクする出だし。またこの曲の基調となってる2コードのバック・パターンでは、The Drifters の On Broadway も思い出した。ここらへんの重厚な古っぽさっていうのは、Chuck によく合っていて私は好き。
 ・Eye Candy DC 育ちの R&B シンガー Raheem DeVaughn をフィーチャー。かの Jaco Pastrius の Liberty City のサンプリングを使用しているが、 Go-Go スタイルを保ちながらも、かなりソウルっぽい印象に仕上がっているのは、ソウル色の強い Raheem DeVaughn が加わっているせいか。コーラス・アレンジなどスライ&ファミリー・ストーンの雰囲気もちょっとあってよい感じ。
 ・Chuck Baby 娘(多分。曲中ではそう言ってる)の KK のラップをフィーチャー。パーカッションをメインに据えたサウンドでKKのラップで始まった時は、フツーの Hip Hop 曲の感じの域を出なかったが、Chuck の歌が始まった途端、なかなかいい曲だな、と思った。ただし、何故か、Chuck 自身の歌がこなれてないような気がするのは私だけか。言葉運びというか、今ひとつ慣れない歌詞を読みながらキチキチ歌ってる感じ。この曲、Chuck がもっと歌い慣れて(←大ベテランに向かって失礼な話だけど/汗)、いつも通りもっとルーズに(?)言葉をころがすようになったら、リズムやサウンドも面白いし、フックもえらくキャッチーだし、すごーく 好きかも。私的にはかなり惜しい!

 と、ここまで聴くと、Chuck への短いインタビュー( interlude )。後にも出てくるが、これがまたね、今そこで Chuck が生ゲストで喋ってるラジオを聴いてるような気がして、ファンにはちょっと嬉しいのよ。すごく近くにいるような気がする。ここでは、『何かトラブルがあったときにはおかしなことを言って皆を笑わせたりしてさ、楽しくさせるのが好きなんだ。俺は peace-maker さ!』

Jock It In  アルバム中盤となるこの曲はこれまた、マイナー曲調の Wyclef 風アレンジだが、この曲では、Chuckが馴染んできたあの緩いテンポでの Groove が復活。
Feeling' Good 曲の構成とアレンジは何だかとりとめないような感じであるが、Chuck の歌自体はのびのびしていて彼らしい。ようやく聴き慣れた Chuck の歌が登場してきた、という感じ。でも、Sax がチガウんじゃないの?っていうのが私見(スミマセン)。

We Come To Party  interlude (9)で、昔、在籍していた Los Latinos というラテン・バンドについて問われて『コンガやパーカッションが気持ちよくてさ!』と語った後、登場するこの曲、私は、今回一番気に入った。ラテンとファンクの融合したようなこの手の曲に、私はかなりスッポリとはまってしまう。Chuck が得意技としてる低音もピッタリだし。実は、Afrique の Soul Makossa にとてもよく似てるけど(笑)、これからは、この種の曲としては、Soul Makossa 聴く代わりにこっちを聴いちゃうかもしれないなぁ。

 ここで、後半を前にもう一度 interlude 。『もし、神様が、他の音楽は全部消えてなくなるとして、1つだけ音楽のジャンルを選んでいいと言ったら、どのジャンルを選ぶ?』の問いに対して、Chuck の答えは『 Blues。 』。そうか…。若い頃は、ジャズやラテン・バンド、はてはジェリー・バトラーのバックまで努めてきた Chuck だが、ギタリストとして一番身近にある音楽として最後に選ぶのはやはりブルースかもね。ということで、11曲目には…

Everyday I Had The Blues  Soul Searchers 時代には、 Go-Go での Stormy Monday Blues は定番だったけど、今回のは、普通の(?)ブルース・スタイル。他のブルース・マンたちと比べてどうか、というのは問わないことにするけど、私は彼のこのちょっと歪ませたギターは好き。ところで、ふと、気づいてメンバー・クレジットをみたら、この曲だけは、ゲスト・ベーシストが投入されていた(笑)。プロデューサーの Chucky Thompson はベースも弾くとのことだったが、Hip Hop 系の彼には普通のブルース・スタイルのベースはダメなのかな…と想像できて、ひそかに笑う。
 そして、ここから最後までの3曲、Party Roll、 Sound for the Town interlude 、 Funky Get Downは、録音の仕方は多少違うものの、いつもの Go-Go と言ってもいい安心して聴ける Chuck Brown 。この3曲は今まで通りの形式のライブでもそのまま使えそう。言葉使いも含め、歌が実にのびのびとしてて自由自在、貫禄も余裕もたっぷり。特に、最後の Funky Get Down は、Chuck が今もまったく変わらずに現役で、しかも今だに絶頂期の水準をキープしていることを感じさせてくれてすごく嬉しい。“これまでの路線の中での新曲”のベストとしてはこれ!

 と、ひととおり聴いてから、見渡すと、なるほど、 interlude で区切りながら、新しいアレンジ→元の Go-Go という順に配置されてるアルバムなのね。で、曲のクレジットを眺めてみると、私が“いかにも Chuck らしくてのびのびしている”と感じた7、8、13、14、16は全て Chuck Brown が筆頭クレジットとなっている。その他の曲のほとんどは Chucky Thompson によるもの。そのニュアンスを嗅ぎ取れた自分が、ファンとしては密かに誇らしかったりして。してやったり。ほほほ。(高笑い)

 そういえば、80年代のライブLPの体裁なんて、現場一発録りのブートっぽいものだったし、1994年の Hah Man までは、CDでもライナーもないそっけないものという感じだったが、お歳を召してきたせいか(笑)、2000年以降のアルバムでは Chuck は謝辞とファンに対するメッセージを寄せるようになった。今回のは、『 今なお、ステージで演奏したりスタジオで音楽製作に取り組めるとは本当に幸せだと思う。40数年にわたり支えてくれたファンの愛情にも感謝している。』というもの。40数年、いや、ホント、すごい年数ですね。重みを感じます。私はその半分しか聴いてないのか、と思うとちょっと悔しいけど。

 さて、公式ホームページ http://www.windmeupchuck.com/ も、いきなりこの新譜のジャケ・デザイン様に一新されてお洒落になっちゃってるし、スケジュール欄を見れば、今でも現役でかなりお元気なのがわかるしで、今回の新譜製作を機に、気持ちも盛り上がってるとみた。この新譜のプロモーションもあるだろうが、私としては、スタジオ盤用に仕上げた曲を生の現場ではどう扱うのか、さらに知りたいところ。実は、Raw Venture のことだから、そのうちに、またまたそんなライブ録音をサクッと出してくれると睨んでいるんだ。楽しみです。
 そして、とにかく、私の願いはただひとつ。
『次作をお待ちしています。お元気でいつまでも Go-Go し続けて下さいませ!』


※ Chuck Brown 関連の記事、コチラもどうぞ。
The Soul Searchers の出発点 !  

★★ 試聴可 : CD写真をクリックして下さい ★★

《WE'RE ABOUT THE BUSINESS》
1. Chuck Town Intro  2. Love Theme [From The Godfather]  3. Block Party  4. Eye Candy  5. Chuck Baby  6. Peacemaker interlude   7. Jock It In  8. Feelin' Good  9. Latin interlude   10. We Come to Party  11. If You Had to Pick One interlude   12. Everyday I Have the Blues  13. Party Roll  14. Love Nationwide  15. Sound for the Town interlude   16. Funky Get Down

※ 追記: Chuck Brownの最新映像を追加しました コチラ ↓
Comment
≪この記事へのコメント≫
Re: リュウさま
> しまった!このテンプレート、2種を組み合わせて、大幅にカスタマイズしたのですが、コメント欄の変更まで気が回ってませんでした。 NameとSubject、入力したとき、ほとんど見えなかったですね。スミマセン。直しときます。-------------------お久しぶりです。もう買ってから大分たって気が抜けていたのですが、Chuckファンとしては、やっぱり取り上げねばいかん、と思い直しました。こんなに怠け者のブログにいつもありがとうございます!さて、Chuck Brownお奨めのCD、モチロンご紹介しますよ!まずは、Soul Searchers時代の全盛期のものを是非!下の2枚、中古屋でもわりとよく見かけます。どちらでも、ほぼ同じような感じなのでどちらでも。とにかく基本です!Chuck Brown & The Soul Searchers・GO GO SWING LIVE(1986) ・ANY OTHER WAY TO GO?(1987) もし手に入らなければ、初期から今度の新作前までのベストはこれ。私としては、初めての方にはいらない物も入ってるような気がしますが(笑)Chuck Brown・THE BEST OF (2CD) (2005) そして、できたら、以下のDVDもお薦めです。CDもありますが、DVDの方が価格差を上回る価値ありです。・Chuck Brown PUT YOUR HANDS UP! (2CD/DVD)(2002) ジャケットについては以下を参照して下さいね。http://hwm3.gyao.ne.jp/leosoul/cd/frame_cd9.htmlあと、もうほとんど出回ってないと思いますが、もし、幸運にもBustin' Loose (LP/1979)に出会ったら、即買いして下さい!
2009/08/30(日) 18:47:25 | URL | LEO #-[ 編集]
リュウ
今日も収穫ありましたか?
中古屋めぐりのプロのリュウさんのことですから、近いうちにめぐり合って
Chuck Brownを楽しんでいただけることを祈ってます!
2007/06/04(月) 01:46:33 | URL | LEO #ciZ.EuIc[ 編集]
LEOさん、ありがとうございます!
参考にします♪

今日、ちょっとだけレコ屋行こうと思っているので、
探してきます!!

テンプレ・・・、全然気にしてませんでしたよっ!
というか、デザイン最高っ!!なんて思っていましたので。二つを組合すなんてこと出来るんですね!

いつも“感謝”です♪

2007/06/03(日) 07:52:21 | URL | リュウ #-[ 編集]
リュウさま
しまった!このテンプレート、2種を組み合わせて、大幅にカスタマイズしたのですが、コメント欄の変更まで気が回ってませんでした。 NameとSubject、入力したとき、ほとんど見えなかったですね。スミマセン。直しときます。
-------------------
お久しぶりです。
もう買ってから大分たって気が抜けていたのですが、Chuckファンとしては、やっぱり取り上げねばいかん、と思い直しました。こんなに怠け者のブログにいつもありがとうございます!

さて、Chuck Brownお奨めのCD、モチロンご紹介しますよ!

まずは、Soul Searchers時代の全盛期のものを是非!
下の2枚、中古屋でもわりとよく見かけます。
どちらでも、ほぼ同じような感じなのでどちらでも。
とにかく基本です!

Chuck Brown & The Soul Searchers
・GO GO SWING LIVE(1986)
・ANY OTHER WAY TO GO?(1987)

もし手に入らなければ、初期から今度の新作前までのベストはこれ。
私としては、初めての方にはいらない物も入ってるような気がしますが(笑)
Chuck Brown
・THE BEST OF (2CD) (2005)

そして、できたら、以下のDVDもお薦めです。
CDもありますが、DVDの方が価格差を上回る価値ありです。
・Chuck Brown PUT YOUR HANDS UP! (2CD/DVD)(2002)

ジャケットについては以下を参照して下さいね。
http://hwm3.gyao.ne.jp/leosoul/cd/frame_cd9.html
あと、もうほとんど出回ってないと思いますが、もし、幸運にもBustin' Loose (LP/1979)に出会ったら、即買いして下さい!
2007/06/02(土) 00:42:57 | URL | LEO #-[ 編集]
おおっ、久々の更新♪
テンプレートもクールでカッコいいですね♪

しかもチャックさんですか。
これ、ジャケがググッときたので気になっていた一枚です。
俄然LEOさんの記事読んで聴いてみたくなって来ました!!

このアルバム以外、お薦めありましたら、教えて下さると助かります♪

あつかましいお願いでスミマセン・・・。
2007/06/01(金) 23:17:22 | URL | リュウ #-[ 編集]
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2007/09/28(金) 06:15:03 | ヒップホップがたくさん

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