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ディープ・ソウル・シンガーLEOの音楽日記
『新編 どどいつ入門』 中道 風迅洞 著
* 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花 
* ざんきり頭を たたいてみれば 文明開化の 音がする


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 どどいつは、都都逸 都々一とも言われ、江戸時代ぐらいに発祥。七、七、七、五の二十六文字が基本。時に5文字の初句をつけて五、七、七、七、五 の時もある。戦前までは都々逸といえば芸者さんが三味線をひきながらお座敷で唄う余興の芸、俗謡であった。今でも、寄席とか、テレビの“笑点”で、句頭の頭文字の折り込みでみられることがある。

 私は短歌や俳句には全く興味がないが、どどいつに惹かれるのは、多分、その歌に近いリズムと、艶話っぽい内容のせいかな。情念のあり方がちょっとSOULっぽいさ。数年ぐらいのサイクルで、ふと思い出して、どどいつ関係の本を探してきたのだが、これまでは手にする機会がなかった。今回、新聞で新刊本の広告を見つけて、即座にゲット。著者はNHKのラジオで、「現代どどいつ講座」として、一般から投稿をつのる番組を長年やっている人らしく、そういえば私もタクシーの中で何度か聴いたことがある。

 個人的にはあんまり現代っぽくない歌の方が好きだけど、新旧とりまぜて、まずは私が気に入った句をどうぞ。もっとヤバイものを見たい人はこの本ほか、関連書を買って下さい。

* お名は申さぬ 一座の中に 命あげたい 方がいる
* 岡惚れしたのは 私が先よ 手出ししたのは 主が先
* おろすわさびと 恋路の意見 きけばきくほど 涙出る
* 小指切らせて まだ間もないに 手まで切れとは 情けない
* いやなお方の 親切よりも 好いたお方の 無理がよい
* ぬしと私は 玉子の仲よ わたしゃ白身で きみを抱く
* 惚れた数から 振られた数を 引けば女房が 残るだけ
* うちの亭主と こたつの柱 なくてならぬが あって邪魔
* あきらめましたよ どう諦めた あきらめきれぬと あきらめた

[五初句付き]
* あの人のどこがいいかと尋ねる人に どこが悪いと問い返す

中には、使う文字に制限をかけたものもある。落語家がよくやる言葉遊び。
【数字折り込み】
* 主は二十一 わしゃ十九 四十仲良く 暮らしたい
* 男五人もちゃ五五二十五日 あとの五日は だれと寝る
* 一寸も 離れまいぞと 思うた仲は 主も五分なら わしも五分


【折り込み】 [例: 頭文字が、つゆあけ]
* つめたい人でも夢には通う 逢瀬(あうせ)願って消すあかり

【決め字】[例: 頭文字がほほほほ]
* 本気で言われりゃ本気で聞くが 本気にゃ聞こえぬ褒め言葉 

================

 さて、都都逸の七、七、七、五という音の並びは、日本人のリズム感、ひいては日本の古い歌謡と密接な関連がある。現に多くの民謡のリズムはこれなんだそうだ。言われてみれば目からウロコ。

* 土佐の高知の はりま屋橋で〜 坊さんかんざし 買うを見た
* 会津磐梯山は 宝の山よ 笹に黄金が なり下がる
* ニシン来たかと カモメにとえば 私ゃ立つ鳥 波に聞け
 

 三三七拍子もそうだが、三とか七とか五とか、西洋音楽にはないリズムが日本人にしっくりするのはどういうことか、と常々思っていたが、この本におもしろいことが書いてあった。
 基本は“四拍子”だというのである。発音部の数は五やら七やらだが、日本人が声を出して読めば自然に休符が入り四拍子になるというのだ。(以下、△は休符を示す)。

* △ニシン 来たかと カモメに とえば△ 
 △私ゃ  立つ鳥  △△波  に〜聞け(チョイ)

つまり8小節でうまくおさまるんである。そう考えてみると、三三七拍子も休符入れると4拍くぎりになるね。

チャ・チャ・チャ・△、 チャ・チャ・チャ・△、
チャ・チャ・チャ・チャ、チャ・チャ・チャ・△

お〜 ! すげ〜っ ! ちゃんと割りきれてる !
Comment
≪この記事へのコメント≫
こちらこそ
 よろしくお願い致します。
「第2の青春」なんて勝手に書いてしまってゴメンナサイ。ブログ拝見してなんだかそんな熱情を感じてしまったもので。
 確かにリンク上段の大御所様たちは、恐れ多い方々で、私も足を向けて寝られませんが、私自身が偉いわけではないのでお気軽に。
2005/12/14(水) 23:55:09 | URL | LEO #-[ 編集]
ありがとうございます!
 本当にリンクしていただいたんですね!ありがとうございます。
 リンクの欄の上の方には、なんだか恐れ多い面々が・・・・・・・!
 でも、また頑張って、少しでも音楽の楽しさが伝えることが出来たなら、なんて、また恐れ多い事を考えたりしています。 
 本当にありがとうございました。
2005/12/14(水) 22:59:52 | URL | リュウ #-[ 編集]
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都々逸都々逸(どどいつ)は、江戸時代|江戸末期、初代の都々逸坊扇歌(1804年-1852年)によって大成された口語による定型詩。七・七・七・五の音数律に従う。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- Hi
2007/09/29(土) 11:49:18 | 日本の文化を学ぶ。